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「前にも言ったよね」の返し方完全ガイド|職場のモラハラ対処法

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「前にも言ったよね」

この言葉を職場で聞いたとき、あなたはどんな気持ちになりますか?

こんにちは、たかのりです。複数回の転職を経験し、職場の理不尽な人間関係と向き合い続けてきました。

その中でも特に厄介だったのが、この「前にも言ったよね」攻撃です。

実は、この「前にも言ったよね」という言葉の使い方は、モラルハラスメント(モラハラ)の典型的な手口の一つなんです。

関連記事:あなたの職場、大丈夫?ブラック企業の特徴とハラスメントの危険信号チェックで、職場の危険信号について詳しく解説しています。

以下のような特徴があります

  • 責任転嫁:相手に非があるかのように印象操作する
  • 記憶の混乱:「本当に言われたのかも」と相手を不安にさせる
  • 立場の悪用:上下関係を利用して反論しにくくする
  • 精神的攻撃:継続的に相手の自信を削る

もしあなたが今、同じような状況で苦しんでいるなら、まずはこれだけは覚えておいてください。

あなたは悪くない

目次

【実体験】T上司による「前にも言ったよね」攻撃

二度目の転職先での悪夢

これは私の2回目の転職先での実体験です。

二度目の転職先で営業をしていた時、T上司という人がいました。

入社3ヶ月目のある金曜日の夕方、突然こう言われたんです。

「例の◯◯社の取引の件、前にも言ったよね?」

私は頭の中が真っ白になりました。◯◯社の取引?何のことだろう?

「申し訳ございません。どちらの取引でしょうか?」

そう聞き返した瞬間、T上司の表情が鬼のように変わりました。

「は?何度も説明したじゃない。前にも言ったよね、ちゃんと聞いてた?みんなの前で恥をかかせないでよ。」

エスカレートする毎日の攻撃パターン

それからが地獄の始まりでした。

月曜日:「資料のフォーマット変更、前にも言ったよね?」→初めて聞く話

火曜日:「会議室の予約、前にも言ったよね?」→指示された記憶なし

水曜日:「クライアントへの連絡事項、前にも言ったよね?」→連絡を受けていない

木曜日:「今度の企画書の件、前にも言ったよね?」→何の企画書か不明

金曜日:「来週のスケジュール調整、前にも言ったよね?」→全く聞いていない

真実が判明した瞬間

転機が訪れたのは入社半年後。同期が教えてくれました:

「T上司、他の部署でも同じことやってるんです。実際には指示出してないことが多いんです。でも『前に言った』って言い張って、全部部下のせいにするんですよ。」

その瞬間、すべてが繋がりました。これは完全にT上司による計画的なモラハラだったんです。

関連体験談:他にも同様の体験をされた方がいます。

【やばい同族経営】パワハラ経理部長が原因で退職した話

うつ病になった僕を会社が攻撃してきた話|20代男性の実体験から学ぶ現実も参考になります。

なぜ「前にも言ったよね」と言われるのか?心理を解析

モラハラ上司の本当の狙い

この手口には明確な目的があることです。

1. 責任逃れ

自分のミスや指示不足を部下のせいにできる

2. 優位性の誇示

「自分は上、お前は下」という関係性を植え付ける

3. 支配欲の満足

相手を委縮させて思い通りに動かす

4. ストレス発散

自分のイライラを弱い立場の人にぶつける

5. 組織内での保身

「指導している」というポーズを上司にアピール

被害者の典型的な反応パターン

多くの被害者は以下のような反応をします:

  • 自分を責める:「記憶力が悪いのかも」
  • 委縮する:質問するのが怖くなる
  • 孤立する:周りに相談できなくなる
  • 体調を崩す:ストレスで心身に不調
  • 自信喪失:仕事全般に対する自信がなくなる

でも、これは全て相手の思うツボなんです。

シーン別「前にも言ったよね」の返し方テクニック

基本の心構え3原則

原則1:相手を変えようとしない エネルギーの無駄です。自分ができることに集中しましょう

原則2:感情的にならない 相手の思うツボです。冷静さを保つことが最優先

原則3:記録を残す 後々の武器になります。日時、内容、証人の有無をメモ

パターン1:確認系カウンター

相手:「前にも言ったよね?」

効果的な返し方:

「申し訳ございません。確認なのですが、いつ頃お聞きした内容でしょうか?

私のメモを見返させていただきます。」

なぜ効果的?

  • ✅ 具体性を求めることで相手の嘘を暴ける
  • ✅ メモの存在をアピールして牽制できる
  • ✅ 謝罪しつつも事実確認をしている

パターン2:復唱系カウンター

相手:「前にも言ったよね?」

効果的な返し方:

「承知いたしました。重要な件でしたら、もう一度ご説明いただき、今度は確実に実行いたします。」

なぜ効果的?

  • ✅ 前向きな姿勢をアピールしつつ再説明を要求
  • ✅ 「重要な件なら」で相手にプレッシャーをかける
  • ✅ 今後の対策も示している

パターン3:距離系カウンター

相手:「前にも言ったよね?」

効果的な返し方:

「かしこまりました。後ほど詳細をメールでいただけますでしょうか。」

なぜ効果的?

  • ✅ 証拠を残すことを要求
  • ✅ その場の感情的な応酬を避けられる
  • ✅ 相手が嘘をついている場合、メール化を嫌がる

状況別対応マニュアル

🚨 人前で恥をかかされた場合

その場では:「承知いたしました。」(短く答えて終了)

後で個別に:「先ほどの件の詳細を教えていただけますか?」

たかのり

ポイント:人前では争わず、冷静に個別対応を求める

🚨 明らかに初回なのに「前にも言った」と言われた場合

返し方:

「申し訳ございませんが、初めてお聞きする内容かと思います。念のため確認させていただけますか?」

たかのり

ポイント:事実を冷静に指摘しつつ、攻撃的にならない

🚨 同じことを何度も繰り返される場合

返し方:

「今後このようなことがないよう、重要事項は文書でいただけると助かります。」

たかのり

ポイント:システムの改善提案として持ちかける

メンタルを守る5つの防御術

防御術1:「この人おかしいな」メガネをかける

私が一番効果を感じた方法です。

相手を「まともな大人」として見るから傷つくんです。

「あ、この人は理不尽なことを言う人なんだな」

そういうフィルターをかけて見ると、不思議と傷つかなくなります。

防御術2:第三者に相談する

一人で抱え込むのは絶対にダメです。

相談先

  • 信頼できる同僚
  • 他部署の先輩
  • 人事部
  • 社外の友人

防御術3:記録を習慣化する

記録すべき項目:

  • 📅 日時
  • 📍 場所
  • 💬 相手の発言内容
  • 🗣️ 自分の回答
  • 👥 証人の有無

スマホのメモ帳でいいので、その場で記録する習慣をつけましょう。

防御術4:味方を作る

職場に必ず理解者はいます。

同じような被害を受けている人とのネットワーク作りも大切です。

防御術5:転職準備を始める

「いざとなったら転職すればいい」

そう思えるだけで、精神的にかなり楽になります。

参考記事:なぜ辞められないのか悩んでいる方は、【ブラック企業】社畜をなぜ辞められない?脱出した実体験と解決策が参考になります。

実際に転職エージェントに登録して、自分の市場価値を確認してみてください。

おすすめ転職エージェント③選

私が実際に利用して効果的だった3社をご紹介します。

詳しい転職エージェントの選び方や活用法については、おすすめ転職エージェントまとめ!世代別のイチオシを紹介!をお読みください。

1. リクルートエージェント

引用元:リクルートエージェント公式サイト

  • 特徴:求人数が業界トップクラス、転職支援実績No.1
  • おすすめ理由:幅広い業界・職種をカバー、大手企業の求人が豊富
  • 公式サイトリクルートエージェント

2. doda

引用元:doda公式サイト

  • 特徴:業界最大級20万件以上の豊富な求人数、サポートが充実
  • おすすめ理由:転職サイト+エージェント機能、面接対策が手厚い
  • 公式サイトdoda

3. マイナビエージェント

引用元:マイナビエージェント

  • 特徴:20代の転職に強い、2024年度オリコン顧客満足度総合1位
  • おすすめ理由:若手向けの求人が豊富、丁寧なカウンセリング
  • 公式サイトマイナビエージェント

限界を感じたら転職も視野に|脱ハラのススメ

転職を検討すべきサイン

以下の状況になったら転職を真剣に考えるべきです:

  • ☑️ 体調に影響が出始めた(不眠、食欲不振、頭痛など)
  • ☑️ 家族や友人から「変わった」と言われる
  • ☑️ 仕事以外のことも楽しめなくなった
  • ☑️ 朝起きるのが辛い日が週の半分以上
  • ☑️ 相談したが会社が動かない

証拠集めのコツ

法的手段や会社への申し立てを考えるなら:

  • 🎤 音声録音(スマホでOK)
  • 📱 メールやチャットのスクリーンショット
  • 📝 日記形式の記録
  • 👥 同僚の証言(できれば文書で)
  • 🏥 医師の診断書(ストレス性の症状があれば)

組織的な問題の場合は、内部告発も選択肢の一つです。ただし、リスクもあるため慎重な判断が必要です。

どうしても今すぐ辞めたい場合は、退職代行サービスを利用することも選択肢の一つです。

転職は「逃げ」じゃない

理不尽な環境から抜け出すのは、正当な権利です。

関連記事:今すぐ脱出を!ブラック企業を辞めるべき7つの理由職場いじめは逃げるが勝ち【実体験から学んだ5つの教訓】では、転職を決断すべき明確な基準について詳しく解説しています。

退職後の生活が不安な方は、社会保険給付金サポートも検討してみてください。適切な手続きで給付金を受け取ることで、安心して次のステップに進めます。

「人間関係が変わると人生も変わる」

たかのり

これは私の実体験から生まれた確信です。

よくある質問(FAQ)

Q1. 「前にも言ったよね」と言われたら、どう返すのがベスト?

A1. まず冷静になり、「申し訳ございません。確認なのですが、いつ頃お聞きした内容でしょうか?」と具体性を求めましょう。記録を取っていることをアピールするのも効果的です。

Q2. 本当に言われていたかもしれません。自分の記憶が曖昧で不安です。

A2. これは典型的なガスライティング(心理的操作)の影響です。重要な指示は必ずメモを取る習慣をつけ、可能であれば同僚に確認を取りましょう。あなたの記憶力は正常です。

Q3. 上司なので強く反論できません。どうすればいいですか?

A3. 直接的な反論は避け、「確認させてください」「メールでいただけますか」など、事実確認を求める方向に持っていきましょう。感情的にならず、建設的な姿勢を保つことが大切です。

Q4. 同僚の前で恥をかかされました。どう対処すべきですか?

A4. その場では短く「承知いたしました」と答え、後で個別に詳細を確認しましょう。同僚に相談して、同様の経験がないか聞いてみることも重要です。

Q5. 転職を考えていますが、面接で退職理由をどう説明すればいいですか?

A5. 「より成長できる環境を求めて」「新しいチャレンジがしたくて」など、前向きな理由に言い換えましょう。パワハラについては具体的に話さず、「コミュニケーションの価値観の違い」程度に留めることをお勧めします。

まとめ:理不尽な職場から抜け出す方法

「前にも言ったよね」という攻撃は、立派なモラルハラスメントです。

すぐにできる対処法

  1. 記録を取る習慣をつける
  2. 第三者に相談する
  3. 「この人おかしい」メガネをかける
  4. 転職サイトに登録して選択肢を広げる

長期的な解決策

  • 🎯 自分らしく働ける環境を見つける
  • 🎯 理不尽な攻撃に負けない精神力をつける
  • 🎯 同じ悩みを持つ人をサポートできる人になる

最後に伝えたいこと

あなたは絶対に悪くありません。

理不尽な環境で我慢し続ける必要もありません。

私は複数回の転職を通じて、ようやく「人間関係が変わると人生が変わる」ことを実感できました。

今辛い思いをしているあなたも、必ず光の見える場所にたどり着けます。

困ったときの相談先

  • 社内相談窓口(人事部、コンプライアンス窓口)
  • 労働局の総合労働相談コーナー
  • ハラスメント専門相談窓口
  • 転職エージェント(働きやすい職場探しのプロ)

また、自分自身のスキルアップや適職探しに取り組むことで、より良い選択肢を増やすことも大切です。

参考記事:上司に問題がある場合は、無能な上司にイライラする時の対処法|ストレスを溜めない12の解決策【実体験】介護職で受けたハラスメントの事例と対処法|20代女性の告白なども参考になります。

一人で悩まず、必ず誰かに相談してください。

あなたらしく働ける場所は、必ず見つかります。


転職経験者だからこそ伝えられる、リアルな体験談とノウハウをお届けしました。同じような悩みを抱える方が、一日でも早く理不尽な環境から抜け出せることを心から願っています。

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