あなたは上司から理不尽に怒られて、やる気なくしたりストレスが溜まったことはありませんか?
私は残念ながらしょっちゅうでした・・・
その後感情を抑えて仕事に取り組む事にも影響したほど。
そんなとき、私はどうやって理不尽に怒る上司と縁切りしたのか?
実体験を通してお話していきますので、ぜひ最後までお読みください!
仕事で怒られる→「自分が悪い」のは当たり前じゃなかった!7割以上の上司が部下に感情的に怒った事実
人材サービス会社のマンパワーグループが、20代から50代の部下を持つ男女400名を対象に、アンガーマネジメントの調査を行いました。
アンガーマネジメントは怒らないことを目指すものではありません。違いを受け入れ、人間関係を良くする心理トレーニングです。
1970年代にアメリカで生まれたとされている怒りの感情と上手に付き合うための心理教育、心理トレーニングです。
怒らないことを目的とするのではなく、怒る必要のあることは上手に怒れ、怒る必要のないことは怒らなくて済むようになることを目標としています。
その結果、なんと7割を超える割合で「感情的に怒ったことがある」という回答が出ています。
部下に対して感情的に怒ったことがあるか | 割合 |
よくある | 4.5% |
たまにある | 27.3% |
あまりない | 40% |
まったくない | 28.3% |
そして、部下に対して怒ったと回答した人に対して、どのような場面で感情的に怒ったのかを調査した結果、以下のような回答が得られました。
部下に対して感情的に怒った場面 | 割合 |
業務への取り組みや姿勢について疑問を感じた時 | 45.6% |
話し方や態度 | 28.2% |
忙しくて余裕がないとき | 15.7% |
ミスや失敗をした時 | 15.2% |
自分の指示や意見に反論してきた時 | 13.2% |
良いパフォーマンスを出せない時 | 8.2% |
プライベートなことでイライラしていた時 | 5.6% |
自身が上司から叱責された時 | 4.2% |
その他 | 2.8% |
この回答を見て思うのは、上司の都合で部下に怒りをぶつける事を数値が示していること!
お前に問題があるんだ!と怒る上司もいますが、それは言いがかりや八つ当たりだったことの裏付けにもなりますね。
私が上司に理不尽に怒られてやる気無くした⑤つの実例
私は上司に理不尽に怒られると、気持ちを取り直してその後の仕事に取り組むのが難しくなったことも。
たちが悪いことに、上司も怒りやすい相手を選んでいる場合があるので、したたかだなと思ってました(苦笑)
どんなふうに怒られてきたのか、過去の実例から⑤つ挙げて行きます。
➀頭ごなしに否定された
上司とのコミュニケーションは、アドバイスや指導を受け取る場面が多いですよね。
しかし、具体的な理由もなく一方的に否定されることが。
何かと理由をつけて、「ええかげんにせえよ」ときつく当たられることがありました。
具体的な理由や根拠がわからず、冷静に対応するのは難しいと感じたことも。
「ええかげんにせえよ」という言葉の裏には、上司のストレスや不満が隠れているのかもしれません。
怒りを部下にぶつけるのは、権力の行使でありフェアじゃない。
たかのり
「好き嫌いを仕事で出すな!」と言うタイプの上司だったので、「ブーメラン発言するなよ」と思いましたが・・・
②反論すると「言い訳するな」と言われた
問題解決や誤解を解消するために、自分の意見や状況を伝えることは必須のはず。
それなのに「言い訳するな」と一蹴されるなんて、正直納得がいきません。
話し合いが成立しない状況に愕然としました。
③話しかけると「忙しい」と逆ギレ
いつも私の都合を考えずに言いたい事を言う上司。
しかし、私が報告や相談を持ち掛ける時には「今、忙しいんだけど!」と逆ギレ。
上司の責任を放棄し、部下を責めるだけの態度は許すまじ。
その上司に対する不信感は日増しに強くなったのは言うまでもなく。
④指示が曖昧で後から文句を言われること
指示を受ける際、具体的な内容や方向性を明確にしてもらえると、スムーズに仕事が進むと考えています。
指示は曖昧でわかりづらいのに、上司の求める結果と違う場合、文句を言われるのが日常。
うまく言語化できない上司には、伝える能力を鍛えて欲しいと願う日々でした・・・
⑤過去のミスを何度も持ち出されること
人は誰しもミス犯すことがあります。
重要なのはその後、どのように改善していくかです。
ですが、私の上司は過去のミスを何度も持ち出しては非難してきました。
過去のことをくよくよと繰り返すのではなく、前を向いて進むことが大切だと感じています。
同じように理不尽な上司に悩まされている方は、こちらの記事も参考になります。
▶関連記事:理不尽に詰める無能上司の対処法|3年間戦った私の最終手段
上司に理不尽に怒られた時にしなくて良い事
➀上司と口論したりやり返すこと
上司との意見の対立や不満が生まれた時、感情的になってやり返したり口論になることは避けたいです。
私も以前、意見を強く出した結果、報復を受けてボーナスを20万下げられた事が・・・
上司の立場が上なので、生殺与奪を握られているのはあなたの方です。
冷静に自身の立場と行動を見つめ直すのが賢明かと。
②上司が変わるのを期待する事
上司との関係が難しいからといって、上司が変わることを期待するのは徒労に終わるだけ。
私も過去に期待して無駄な行動を取りました。
その結果気づいたことは、努力の方向性を間違えない事でした・・・
③やけ酒を飲んだり散財する事
ストレスがたまった時、酒に逃げたり散財することは一時の解消に過ぎません。
しかし、その結果は心身に悪影響を及ぼすだけ。
健全なストレス解消方法を見つけることが大切です。
理不尽な上司に怒られたときに工夫したこと
理不尽な上司によるストレスに悩んでいる方は、こちらの具体的な対処法も参考にしてください。
▶関連記事:無能な上司にイライラする時の対処法|ストレスを溜めない12の解決策
➀開き直る
どうも仕事では怒られる=「評価が下がる」と意識してしまいがち。
私もそうでした。評価について、基本的には結果で判断されるもののはず。
結局のところ、上司の好き嫌いで判断されるところがあるからです。
でも他人の好き嫌いについて、個人で解決させるのはムリなこと。
私も、上司とそりが合わず、どれだけ努力しても徒労に終わり、精神崩壊してしまった過去が。
ですから、変えようのない現実に対してくよくよするのはもったいないと開き直るようにしました。
②有休休暇や休職制度を利用した
理不尽に怒られた時は理由わからず、もやっとした状態が続き壊れてしまう事が。
私は、そんなときは有休や休職を取ってリフレッシュしました。
心を休ませることも仕事のひとつだと考えれば、やましいことじゃありませんので!
理不尽な上司への具体的対処法・テクニック
理不尽に怒られている最中は、感情的になりがちですが、その場での対応が後々の関係性を左右します。
私が実際に使って効果があった方法をご紹介します。
①「4-7-8呼吸法」で心を落ち着かせる
怒られている最中に、鼻から4秒吸って→7秒止めて→8秒かけて口から吐く。
これを心の中で繰り返すだけで、驚くほど冷静になれます。
たかのり
最初は「そんなんで変わるか?」と思ったんですが、実際に心拍数が落ち着くんです!
②復唱確認で論点を整理する
「申し訳ございません。つまり○○について改善が必要ということでしょうか?」
復唱することで、上司の感情的な怒りを具体的な指摘に変換できます。
これにより、建設的な話し合いに持ち込める可能性が高まります。
③「承知いたしました」の魔法の言葉
反論したくなる気持ちをグッと抑えて、まずは受け止める姿勢を見せること。
「承知いたしました。改善策を検討いたします」
この一言で、その場の空気を落ち着かせることができます。
④視線をコントロールする
相手の目を見続けるのではなく、額やネクタイの結び目あたりを見る。
威圧感を軽減しつつ、話を聞いている姿勢を示せます。
証拠保全の重要性とその方法
理不尽な扱いが続く場合、後々のために記録を残すことが重要です。
会話記録の取り方
スマホのボイスメモ機能を活用
- 会議前にさりげなく録音開始
- 自分を守るための記録として
メモの習慣化
- 日時、場所、発言内容、同席者を詳細に記録
- 手書きよりもデジタルデータの方が改ざんの疑いを避けられる
- 客観的事実のみを記録(感情的な表現は避ける)
- 「○時○分、△△について××と発言された」など具体的に
- 可能であれば同席者の名前も記録
メールでの確認術
口頭での指示の後は、必ずメールで確認を送る習慣をつけましょう。
「先ほどお話しいただいた件について、私の理解に間違いがないか確認させてください」
これにより、後から「そんなこと言ってない」と言われるのを防げます。
理不尽に怒る上司の対策でうまくいかず、更にやる気無くした事
➀人事に相談したこと
上司の不当な怒りに対処しようと、人事に相談するのは一つの方法ですよね。
しかし、私の経験では人事に打ち明けた結果、さらなる理不尽な対応を受ける結果となりました。
人事部も組織の一部なので、会社に従順じゃない社員には冷たい事もあると学びました。
②専門家に相談したこと
人事に相談しても解決しなかったので、外部の相談機関に話してみました。
国の機関は公的機関なので、会社に対する強制力はなし。
弁護士は費やした時間やお金に見合うリターンが得られる保証はありませんでした・・・
※あくまでも個人の主観です。
それよりは、下記にてお話する方法が確実だったと確信しています。
理不尽な上司の心理パターン分析
パターン①:権力欲求型
特徴
- 部下を支配することで自己満足を得るタイプ
- 褒めることが極端に少ない
- 自分の意見に反論されることを極度に嫌う
対処法
- 表面的には従順な姿勢を見せる
- 「さすがです」「勉強になります」などの言葉を効果的に使う
パターン②:劣等感隠蔽型
特徴
- 実は自信がなく、それを隠すために強く出る
- 部下の成長や成功を素直に喜べない
- 過去の成功体験にしがみつく傾向
対処法
- 相手の経験や知識を立てる発言を心がける
- 直接的な反論は避け、質問形式で意見を伝える
パターン③:ストレス転嫁型
特徴
- 自分の上司や家庭でのストレスを部下にぶつける
- 気分の波が激しい
- 忙しい時期に特に攻撃的になる
対処法
- 相手の機嫌を見極めるスキルを身につける
- 重要な相談は相手の調子が良い時を狙う
これらのパターンを理解することで、「自分に問題があるわけではない」ということが客観視できるようになります。
被害者が陥りやすい思考の罠
自責思考の危険性
「自分が悪いから怒られるんだ」という思い込み
私も長い間この思考に囚われていました。
しかし、先ほどの統計データが示すように、7割以上の上司が感情的に怒った経験があるということは、問題は個人ではなくシステムにあることが多いのです。
完璧主義の落とし穴
「もっと頑張れば認めてもらえる」という錯覚
努力することは大切ですが、理不尽な上司に対していくら努力しても評価されないことがあります。
私は残業を重ねて結果を出しても、「当たり前のことをしただけ」と言われた経験があります。
孤立感の増大
「みんなは上手くやっているのに、自分だけが…」という思い込み
実際には、多くの人が同じような悩みを抱えています。
下記に記載しているマイナビ転職の調査でも73.5%の人が嫌いな上司がいると回答していることからも、あなただけの問題ではないことがわかります。
最終的に私が理不尽な上司と縁切りした方法
理不尽な上司とは話し合いをしても解決せず。
人事に話しても否定的でどこか他人事。
そんな状況では、とてもじゃないけど人生が変わる気がしなかった。
苦渋の末に決断をした結果、転職活動をして環境を変える事に。
半年ほどの時間を費やしましたが、一部上場企業に転職出来ました!
私も転職前に自己分析を徹底的に行ったおかげで、自分に合った職場環境を見つけることができました。
▶関連記事:適職を見つける自己分析の方法
上司との関係で転職を検討している方の体験談はこちらも参考になります。
▶関連記事:仕事は好きだけど上司が嫌い!我慢も限界だった私が取った行動
面接時に見抜くべき「危険な上司」のサイン
転職を検討する際は、次の職場で同じ失敗を繰り返さないよう、面接段階でのチェックが重要です。
面接官の態度でわかるサイン
✓ 質問に対して高圧的な反応をする
- 「なんでそんなことも知らないの?」的な発言
- 面接者を見下すような態度
✓ 自社の自慢話ばかりする
- 「うちの会社はすごいんだ」アピールが過剰
- 面接者の話を聞く姿勢がない
✓ 部下や他部署の悪口を言う
- 「最近の若い子は…」などの発言
- 他者を貶める発言が多い
質問で探れる組織風土
効果的な質問例
「チーム内でのコミュニケーションはどのような形で行われていますか?」 → 一方通行か双方向かがわかる
「失敗した時のフォロー体制について教えてください」 → 責めるだけか、改善志向かがわかる
「上司と部下の関係性で大切にしていることはありますか?」 → 組織の価値観が見える
- 面接官同士の関係性を観察する
- オフィスの雰囲気を感じ取る(重い空気ではないか)
- 社員の表情や挨拶の様子をチェック
- 離職率や平均勤続年数を確認する
求人情報から読み取れる危険サイン
注意すべき求人の特徴
- 「アットホームな職場」「家族的な雰囲気」 → 境界線が曖昧で、プライベートまで干渉される可能性
- 「やる気のある方歓迎」「根性のある方」 → 精神論重視で、パワハラが正当化される可能性
- 「急募」「随時募集」 → 離職率が高い可能性
入社前に確認すべき制度
ハラスメント対策の充実度
- 相談窓口の設置状況
- 研修制度の有無
- 処罰規定の明確さ
働き方に関する制度
- 有給取得率
- 残業時間の実態
- メンタルヘルス対策
私の転職体験では、面接時に「最近のハラスメント対策について教えてください」と直接質問しました。
その回答の仕方で、会社の本気度がわかりましたし、結果的に良い転職先を選ぶことができました。
たかのり
「そんな質問して印象悪くならないか?」と心配になりますが、むしろ真剣に働く意欲があることの表れとして評価されることが多いです。
これらの予防策を講じることで、理不尽な上司との遭遇リスクを大幅に減らすことができます。
転職は人生の大きな決断ですが、事前の情報収集により、より良い職場環境を選択できる可能性が高まります。
仕事で怒られる→当たり前じゃなかった!私が理不尽に怒る上司と縁切りした方法まとめ
この記事では、上司に怒られる事は理不尽であり、私が縁切りした方法についてお話しました。
また、簡単ではありますがこの記事のまとめをしていきます。
- 上司が部下に怒る場合は理不尽なもの
- 理不尽に怒る上司が変わる事は無い
- 色々試した結果、転職を決断して理不尽に怒る上司と縁切りした
嫌いな上司について、面白い調査結果がありました。
マイナビ転職が20代から39歳の公務員や会社員113人を対象にした調査で、嫌いな上司に関する意見を求めたところ、なんと73.5%の回答者が「いる」と答えました。
職場に嫌いな上司はいますか(いましたか) | 割合 |
いる | 73.5% |
いない | 26.5% |
さらに、そのような上司との関係をどう対処したかという質問には、19.3%が部署の変更や転職を選んだと答えました。
これは、嫌な上司との関係でストレスを感じる場合、環境を変える選択をする人が少なくないことを示しています。
嫌いな上司にどう対応しましたか? | 割合 |
仕事と割り切る | 61.4% |
出来る限り関わらないようにする | 55.4.% |
異動や転職をした | 19.3% |
他の上司や部署に相談した | 13.3% |
嫌だと思う事を直接言った | 10.8% |
上司のいいところを見つけようとした | 9.6% |
その他 | 2% |
このデータを見ると、上司の人間関係の問題で転職を考えるのは、一般的である裏付けにもなります。
そんな中で、上司から距離をとるための最初のステップとして、あなたができる行動を取ってみてください。
それでも状況が改善しない場合、転職を考慮するのも一つの選択です。
しかし、転職を考えるとき、多くの人は不安を感じるもの。
そこで、転職を検討する前の情報収集が大切です。
その結果、現在の職場に留まるのが最良の選択である場合があるかも。
そのための情報提供サービスとして「転職エージェント」があります。
これは、簡単に言うと民間の職業紹介サービスです。
(事前相談が要りますが)オンラインで手続きが可能で、利用料は無料です。
登録しても必ず転職する必要はありません。
下記のリンクから、転職エージェントについての内容を知ることができます。
ぜひ、参考にしてください。
おすすめ転職エージェント③選
詳しい転職エージェントの選び方や活用法については、おすすめ転職エージェントまとめ!世代別のイチオシを紹介!をお読みください。
私が実際に利用して効果的だった3社をご紹介します。
1. リクルートエージェント
引用元:リクルートエージェント公式サイト
- 特徴:求人数が業界トップクラス、転職支援実績No.1
- おすすめ理由:幅広い業界・職種をカバー、大手企業の求人が豊富
- 公式サイト:リクルートエージェント
2. doda
引用元:doda公式サイト
- 特徴:業界最大級20万件以上の豊富な求人数、サポートが充実
- おすすめ理由:転職サイト+エージェント機能、面接対策が手厚い
- 公式サイト:doda
3. マイナビエージェント
引用元:マイナビエージェント
- 特徴:20代の転職に強い、2024年度オリコン顧客満足度総合1位
- おすすめ理由:若手向けの求人が豊富、丁寧なカウンセリング
- 公式サイト:マイナビエージェント
転職活動と並行して、現在の職場からの退職手続きも重要です。
理不尽な上司がいる職場では、退職の意思を伝えることすら困難な場合があります。
そんな時は、退職代行サービスの利用も一つの選択肢となります。
関連記事:退職代行サービスおすすめ10選
たかのり